女児向け小説を読もう、という話

こんばんは、TANSAWAです。

 

みなさん、女児向けの小説を見たことがありますか。変態紳士のような話の切り出し方になってしまい恐縮です。

本屋さんの児童書コーナーの一角を占める、表紙が少女漫画のようなイラストが描いてあるあの小説です。すべての漢字にしっかりふりがなが振ってある親切設計。

ここで、わたくし恥ずかしながら、先日女児向け小説デビューを果たしましたことをここに報告いたします。

その記念すべき書籍がこちら。

霧島くんは普通じゃない~転校生はヴァンパイア!?~ です。

miraibunko.jp

なんていいタイトルなんだ。わ、私の学校生活、どうなっちゃうの~!?と後に続けて言いたい。

こちらの霧島くんシリーズは上司の娘さん(小学校高学年)に教えてもらったのですが、学校内で爆裂に流行しているそうです。霧島くん恐るべし。

 

あらすじは、おおまかに言えば

主人公(美羽ちゃん)が通う中学校に突然超イケメンの3兄弟が転校してくるのですが、実は彼ら、霧島家はヴァンパイアの一族で、、、!?しかも私の血は特別甘いみたいで、、!?この恋のゆくえは!?という新感覚ラブコメです。

 

女児向けの小説なので、もちろんムフフなドスケベシーンなどは出てきません。

なんならキスもしないしハグもしない。

 

 

 

 

 

 

だが、それがいい

 

 

それがいいんです。

きたねぇ現実社会に毒された我々大人たちが二度と取り戻せない時間がちりばめられている。ぶっきらぼうだと思ってた彼のやさしさを垣間見てドキッとしたり、彼の幼馴染で超美人の子が転校してきてやきもきしたり。けどこの気持ちが何なのか自分ではわからなかったり。

 

 

 

 

 

あ~~~~~~んもどかしい~~~~~~

ルーズリーフをちいちゃく折った手紙を授業中に回してそれが恋なんやでって教えてあげた~~~~~~~~い

プロフ帳の好きな人はいる?って質問の(はい・いいえ)の間の点に丸をつけた~~~~~い

その日に彼と目が合った回数を数えておきたいしちょっとでも話せた日は布団の中でキャー!って言って身もだえした~~~~い

 

 

 

あの時の甘酸っぱ~い気持ちを霧島くんが思い出させてくれました。

さぁ、みんなで一緒に女児になろう。あなたの心にいる女児を、呼び覚まそう。